系統連系とは何ですか?

自家発電システムを電力会社の電力網に接続することを指します。

太陽光発電システムや風力発電システムといった設備で発電した電力は、そのままでは電力会社に売電することは出来ません。 売電を行うためには、それら自家発電システムを電力会社の系統(電力網)に接続する必要があり、これを「系統連系」と呼びます。

系統連系を行う場合、電圧が過電圧や不足電圧になったり周波数上昇や低下が発生したりすると電力会社の系統全体の品質に悪影響を及ぼす恐れがあるため、 自家発電設備によって発電された電力には電力会社が供給する電力と同様の品質が要求されます。

太陽光発電システムに用いられるパワーコンディショナは、太陽光パネルが発電した電力を交流に変換する働きだけでなく、 電圧や周波数を安定させる働きや、不具合が検出された場合には電路を開放するといった働きも担っています。

系統連系は、電力会社の系統に接続することそのものを指しているため、自家発電の電力を送り込むかどうかはまた別のものとして考えられます。 電力会社の配電線に電力を送り込む場合は、「逆潮流」という技術が必要となります。

逆潮流とは、発電設備から電力会社の電力系統に電気を流すことを指し、電力会社から需要家側に電気が供給される流れを「潮流」とすると、その流れとは逆になることから逆潮流と呼ばれています。 自前の発電設備から逆潮流を行う需要家は、電力会社と「電力需給契約」を結ぶことにより、逆潮流した分の電力を一定の電気料金で買い取ってもらうことができます。

系統連系

産業用太陽光発電の分野においては、

「10kW以上50kW未満のシステムは低圧」

「50kW以上2MW未満のシステムは高圧」

「2MW以上のシステムは特別高圧」

で連系するように定められています。 低圧連系は特別な設備は必要ありませんが、高圧、特別高圧で連系を行うとなると、キュービクル式高圧受電設備が必要となります。 その場合、キュービクルの導入費用や電源線(自家発電所から変電所までの送電線)の敷設費用、連系工事費用などが高額になるため、注意が必要です。