太陽光パネル本体が高温になるとどうなりますか?

太陽光パネルによっては発電量低下などの影響が現れます。

結晶シリコン型太陽光パネルには、高温になるとバンドギャップが減少し、大幅に出力電圧が低下するという特徴があるため、 パネル本体が70度前後にまで達する真夏などでは、予想外に発電量が伸びないといった症状が多く見受けられます。

これには温度係数というものが深く関わっており、温度係数とは準温度から周囲温度を変化させたときの温度変化量に対する特性の変化率のことを指します。

太陽光パネルにおいては、温度が1度上昇あるいは低下した場合の出力の変化率を表し、結晶シリコン型の温度係数は-0.45%/℃、CIS型は-0.33%/℃、HITは-0.3%/℃程度ではないかと言われています。

この数値を基に計算すると、本体温度が70度の結晶シリコン型太陽光パネルの場合、20.25%も出力が低下することがわかります。(計算式:(70℃-25℃) × -0.45% = -20.25%)

太陽光パネルの温度係数

上記の表から、基本的に太陽光パネルは温度が高くなるにつれ出力が減少し、逆に温度が低くなるほど最大出力値より出力が増加することが分かります。

一般的に、太陽の光が強ければ強いほど良いと考えてしまいますが、太陽光発電においては程よい日射量と程よい気温が重要になってくると言えるでしょう。 日差しの強い7~8月の発電量はいまいち伸びない一方で、3月から6月にかけての方が発電量が多くなる理由は、こういった太陽光パネルの特徴にあるのです。

太陽光パネルの温度係数のグラフ