産業用太陽光発電用語集

化合物系(かごうぶつけい)

シリコンを使わず、何種類かの元素を原材料として製造されるセル及び太陽光パネルのこと。

化合物系

代表的な化合物系の太陽光パネルとして、ソーラーフロンティアが展開するCIS型太陽電池があります。。
化合物系太陽光パネルは、結晶シリコン系太陽光パネルと比べると発電層が100分の1程度と非常に薄く、材料が少なく済むこと、また安価に生産できることが挙げられます。

化合物系の大きな特長として、影に強いことが挙げられます。結晶シリコン系太陽光パネルは、通常パネルとパネルを直列で接続するため、 太陽光パネルの一部が影に覆われた場合そこに大きな抵抗が発生することとなり、システム全体の発電量低下といった問題が起こります。

一方で、化合物系太陽光パネルは数枚のパネルを直列で接続した後、ブロックとブロックを並列接続または完全並列接続するため、 太陽光パネルの一部が影に覆われた場合でもシステム全体の発電量が低下するといったことは起こりません。

また、温度係数に優れていることも一つの特長と言えるでしょう。 一般的な結晶シリコン系太陽光パネルの温度係数が-0.45%/℃程度なのに対し、化合物系太陽光パネルの温度係数は-0.3%/℃となっています。

炎天下で太陽光パネルの温度が70℃に達した場合、結晶シリコン系太陽光パネルでは変換効率が20%程度低下するのに対し、化合物系は13%程度しか低下しません。 温度上昇による発電ロスが顕著な太陽光発電においては、この特長は大きな強みとなるでしょう。

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