太陽光発電ニュース

2013年01月08日

太陽光パネルの落雪事故増加

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 家庭用の太陽光発電装置の普及に伴い、屋根のエネルギーパネルに積もった雪が地上に落下して家屋が破損したり、人がけがをしたりするトラブルが増加傾向にある。国民生活センターは注意を呼びかけている。

 同センターには2011年度、パネルからの落雪に関する相談が計63件寄せられた。今年度はそれを上回るペースで推移。「落雪が家屋を壊した」「雪止め対策を依頼しても業者が対応しない」など、昨年12月25日時点で前年同期比1・2倍の26件が寄せられている。雪国に限らず積雪対策をあまりしない南関東や近畿地方でのトラブルも目立つ。

 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の一昨年の実験では、一般的な2階建て住宅の屋根に設置したパネルからは、ひさしの約4・5メートル先まで雪が飛び散った。トタン屋根に直接積もった雪に比べ、約1・3倍、遠くまで飛んでいた。

 国民生活センターは「パネルの『落雪止め』はオプション装備になっており、業者も必要性を説明しない例が多い」と指摘。「業者は十分に情報提供をし、利用者も自宅の周辺状況や冬場の気候などを確認した上で設置してほしい」と呼びかけている。

(記事:読売新聞)