太陽光発電ニュース

2017年01月23日

エーオンジャパン、既存の太陽光発電所向けに業界初の保険スキームの提供を開始

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エーオンジャパンは既存の太陽光発電所の性能・信頼性・安全性評価に基づいた、太陽電池モジュール出力特約付保険プランで、既存の太陽光発電所向けに業界初の保険スキームの提供を開始すると発表しました。

エーオンジャパンの田中康裕マネージャーは、既存の太陽光発電所の現状について次のように語りました。「FIT価格が段階的に下がる現状、初期投資額をできる限り抑えたいニーズは依然高い。昨今、太陽電池モジュールのワット単価が50円を下回るケースがでている。この価格下落がイノベーションによるものであればよいが、そうでない場合、将来発生するかもしれないリスクが高まり、予期せぬ費用と想定以下の収益という結果につながりかねない。現在、予想収益を上回る結果がでているからといって、太陽電池モジュール個々が正常に稼働しているとはならない。既存の発電所は、すでに設備が設置されているだけに、容易に改善することが困難なため、より現状把握が重要である。今後増えるであろう発電所の売買も視野に入れ、設置済み太陽電池モジュールの評価を含む発電所全体の評価の重要性を検討する必要がある。評価結果によっては、モジュールメーカーの出力保証が履行されない場合にモジュールの修理・交換費用の一部を補償する、特約付帯火災保険に加入することができる。我々の保険スキームは、発電事業者のコストを増やすことではなく、ライフサイクルコストの適正化と収益の最大化につながると考えている」。

エーオンジャパンが新たに開発したスキームでは、①既存の発電所に使用されている太陽電池モジュールの現時点における性能・安全性評価と発電所全体の簡易評価サービス、②①の評価サービス結果に基づき、モジュールメーカーから保証が得られない場合の、保険によるカバーの二段構えで太陽光発電事業の安定経営を支えることができると言われています。

①の現状評価は、試験所における試験と太陽光発電所における現地検査から構成されます。前者はテュフ ラインランド ジャパンが担当し、世界最高レベルの測定技術により、太陽電池モジュールの高精度出力測定を行います。後者はエヌ・ピー・シーが担当し、試験所にて高精度に測定された出力データを基準に用いて、発電所でストリング単位の出力測定を行います。発電所での評価は、全ストリングを対象とした出力測定を行うとともに、太陽光発電所全体の簡易評価(例えば、架台や接続箱等の検査)を行います。これらの現状評価結果から太陽電池モジュールのランク付けを行い、保険条件に反映させます。また、オプションで太陽電池モジュールの長期信頼性・安全性試験や、太陽電池モジュールの主要構成部材の分析評価を行うことにより、経年劣化や安全性の将来予測が可能になります。これらを実施した上で、高ランクの試験結果が得られた場合には、保険条件がより有利となります。また、現状評価後には、太陽電池モジュールの定期診断を試験所で行い、出力性能の変化を高精度に把握することができます。それにより、想定以上の経年劣化が認められた場合、速やかな対応を行うことにより、太陽電池モジュールの欠陥リスクを最小限に抑えることが可能になると言います。

(プレスリリース)
エーオンジャパン株式会社

http://www.aon.com/japan/product_services/by_specialty/risk_management/PR/ajl_pr_20170119.jsp