太陽光発電ニュース

2016年04月22日

ドローンを活用したソーラーモジュール検査システムのプロトタイプを開発

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ソフトバンク・テクノロジー株式会社、エナジー・ソリューションズ株式会社、サイバートラスト株式会社、M-SOLUTIONS株式会社は、ドローン&クラウド ソーラーモジュールIR検査システムのプロトタイプを開発したことを発表しました。サービス提供開始は、2016年8月を予定。

プロトタイプ開発の背景

経済産業省資源エネルギー庁は、太陽光発電を長期安定的な電源とする「PV100年構想」の中で、30年40年にわたり電力を供給できる太陽光発電所を増やすために、保守点検を義務化する方向で進めています。

ソーラーモジュール(太陽光発電のパネル)には「ホットスポット」と呼ばれる破損原因となる現象が起こることがあります。
ホットスポットは、製造時のハンダ不良などの不具合や落ち葉などの付着が原因となり、その部分が発熱してモジュールの一部が破損する現象で、発電事業の運営コストに大きな損失をもたらします。そのため、赤外線カメラを使用した検査によりホットスポットを早期発見することで、発電量の低下やソーラーパネルの交換コストを抑制することが可能となります。

ESI、CTJ、SBTは、ドローンの安心安全なシステム操作環境とセキュアなクラウドサービスの構築を目的として設立されたセキュアドローン協議会に2015年6月より加盟しており、2015年10月からは、ソーラーモジュール検査のサービス化に向けた取り組みを本格化。M-SOLも、2016年4月よりセキュアドローン協議会の正式会員として加盟し、M-SOLを加えた4社が協業し、この度ソーラーモジュール検査システムのプロトタイプを開発しました。

■ プロトタイプの概要

クラウド上で事前に図面に対応したフライトスケジュールを生成し、自動航行機能を搭載したドローンにオンラインで配布することで、効率よく安全に検査することが可能になるので、検査コストが大幅に削減される予定です。

また、従来はモジュール位置の特定と解析、報告書を作成、事業者への報告書の提出まで含めて通常4〜5日程度が必要でしたが、赤外線カメラとクラウドを活用し、セキュアな通信環境と即日での撮影データ収集と解析が可能となりました。

■ サービス化に向けて

現在のプロトタイプでは、ホットスポットの判別を目視で行う必要がありますが、サービス開始に向けて、自動化することを検討中。

また、SBTが提供する「IoT構築サービス」により、データの収集までは行うことができますが、その後のレポート化は手作業が発生しているため、こちらも自動的にレポートが作成される予定。

ESI、CTJ、SBT、M-SOLは、引き続き連携を深め、2016年8月のサービス提供開始に向けて協業を進めるとしています。

(ニュースリリース)
ソフトバンク・テクノロジー株式会社
http://www.softbanktech.co.jp/corp/news/press/2016/035/